- 38歳女性の妊娠事情
- 理想的な妊娠&出産の年齢とは?
- 38歳!高齢出産のリスクはある?
一般的には、”子供は30歳までに産んだ方が良い”などと言いますが今の時代、出産年齢はどんどん上がっているのが現状です。それに伴い、妊娠出産のリミットも気になるところです。
特に、38歳という微妙な年齢だと妊娠や出産の可能性はどのくらいなのでしょうか。今回は、そんな疑問にお答えしたいと思います。
理想的な妊娠&出産の年齢とは?
子供の人数
結婚にも理想的な年齢があるように、妊娠&出産にも理想的な年齢があります。
そのポイントの一つとして、まず欲しい子供の人数によるのではないでしょうか。
例えば、妊娠すると出産までに10か月、そこからすぐに妊娠することもありますが、子育て等に奮闘し一般的には2~3年は間が空きます。
だからこそ、子供1人でよければ仮に35歳を過ぎても良いのですが、2人3人と希望する場合、やはり29歳までに一人は産み、30歳前半でもう一人といったスタイルが理想と言えます。
体力面
出産適齢期で注目されるのは、年齢ですが体力面でも考えてみましょう。
出産・育児は大体”大変だろうな”という想像が皆付いていると思いますが、その想像をはるかに超えるほど、精神力や体力が必要になってきます。
もちろん、30代でもバリバリ元気で体力がある人もいますが、明らかに20代の頃とは違いを感じてしまいますよね。
だからこそ、体力や気力が十分に有り余っている20代で出産をしたほうが、体力面では良いとされています。
一方で、医学的には同じ20代でも20〜25歳で出産するよりは、25〜30歳の方が身体が妊娠・出産に適しているとされています。
どちらにしても、”30歳になるまでには”という考えは一理あるといえるのです。
38歳女性の妊娠事情
晩婚で高齢出産は増加
まずは、高齢出産と呼ばれる年代について考えてみましょう。
一般的に言われている高齢出産とは、日本産婦人科学会による定義によると、35歳以上の出産を指しています。
しかし近年、結婚自体も30代が初婚という人も珍しくありません。そうなると当然、妊娠や出産が30代半ばになってしまうというケースも多いのです。
厚生労働省の統計においても、35歳以上の出産は1920年では40万人以上であったのに対し、その10年後には50万人を超えており、今や高齢出産の割合は3人に1人とも言われているのです。
だからこそ、38歳という年齢でも出産する女性は珍しくなく、もちろんリスクは多少増えるものの、元気な赤ちゃんを出産している人はとても多いのです。
自然妊娠の確率
子供が欲しい人にとっては不妊治療などなく、できれば自然のながれで妊娠できるのが一番ですよね。
では、高齢出産と呼ばれる38歳で自然に妊娠する確率はどのくらいなのでしょうか。
まずは、妊娠適齢期と呼ばれている25歳〜30歳でも、その確率は25〜30パーセントと言われています。
この数字をどう受け取るかはそれぞれですが、若いからと言って必ず妊娠するとは限らないという事が、この数字からもわかりますよね。
次に30歳〜35歳では、18パーセント前後に下がります。さらに、40歳では5パーセントにまで下がるので、38歳では10パーセント前後の確率が自然妊娠の確率と言えるのです。
妊娠は条件次第
このように数字にしてみると、38歳で自然に妊娠する事がとても難しい事だと思ってしまいます。
しかし、妊娠は本当に神秘的な事で若くてもいくら頑張っても出来ない場合もあり、逆に38歳でもスムーズに出来る人もたくさんいます。
日本でも50代を超えて、妊娠した女性タレントが話題になりましたよね。また、海外においては有名なジャネットジャクソンも、50歳で出産したことは有名な話です。
だからこそ、確率はもちろん下がるかもしれませんが、2人の体調や排卵日のタイミングなど、全ての条件が揃ってこそ妊娠できるので、年齢だけで決まるものではないと、前向きに捉え妊活をする事が大切です。
自然妊娠に必要なこと
では、38歳でも自然妊娠をする為に出来ることは何でしょうか。
まずは、男女共に体調のコンディションが良好である事が大切です。特に女性は、生活スタイルがすぐに生理の周期に現れてきます。
この生理の周期を整える事は、妊娠にベストなタイミングを測る上でもとても必要な事なので、食事、睡眠、ストレスレスな生活など正しく行う事です。
さらに、外からサプリメントなどで妊活に必要な栄養素を摂取する事もオススメです。
女性は、妊娠には欠かせない葉酸を毎日取り入れることで、より妊娠しやすくなると言われていますね。
男性も精子力を高めると言われる亜鉛を、食事の中で意識し摂取すると良いでしょう。
38歳!高齢出産のリスクはある?
流産
流産においては、若い年齢時に妊娠しても流産してしまう事はあります。
しかし、その確率は平均10~15パーセントと言われているのに対し、35歳以上の年齢ではその確率は20~25パーセントに上昇してしまいます。
原因としては、そもそも卵子は卵母細胞が2段階の減数分裂を行いつくられるのですが、この時、正しい数の染色体が卵子に分配されないという事があります。
その場合、受精はするものの出産には至らないのです。更にこの現象は、年齢を重ねれば重ねるほど高くなり、流産の確率を上げている大きな原因となっているのです。
先天性異常
人は年齢と共に、しわやシミなどの老化現象があります。
それと同じく、生まれてから妊娠するまでの年月の間に卵巣も歳をとってしまうのです。そうなると、先の流産でもあったように染色体などに異常が現れてきます。
その結果、奇形や機能異常、発達異常などの症状が子供に表れたかたちで生まれます。
この選定性異常で、特に代表的なダウン症ですが、その確率は30歳では952分の1に対し、40歳では106分の1とかなりの確率になっています。
38歳と言えば、40歳の確率が参考になると思いますが、決して低い数字とはいえませんよね。
ちなみに、ダウン症だと判明した半数以上が中絶を選んでいるのも現状です。
このように、高齢出産をしている人が増える一方で、高齢出産だからこそ高まるリスクもある事は事実なのです。
さいごに
だからそ、あきらめる事なく妊活は前向きに頑張りたいですね。
ただし、適齢期から考えると決して早い方ではない分、リスクもある事は事実と言えます。だからこそ、信頼できる病院選びも大事なポイントだと言えますね。
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