- 新しい夫婦のかたち!オープンマリッジってなに?
- オープンマリッジのメリットとは?
時代と共に、”あるべきたち”が変わるのはよくある事です。
結婚に関してもそれは同じで、事実婚という言葉も良く聞くようになりましたね。
そんな中、新たな夫婦のかたちとして注目されている”オープンマリッジ”というスタイルをご存知でしょうか。
今回は、そんなオープンマリッジについてご紹介したいと思います。
新しい夫婦のかたち!オープンマリッジってなに?
結婚の問題点
まずは、結婚の問題点から考えてみたいと思います。
結婚と言えば、女性は特に夢や憧れを持っていますよね。
例えば、愛する人と生涯を共にし信頼し合い、添い遂げるという愛に満ち溢れた理想です。
しかしそんな期待とは裏腹に、結婚後に”女性”としてではなく”妻”や”母”のような存在になってしまい、自分が夫の所有物になってしまったように感じている女性は少なくありません。
さらに、テレビをつけると毎日のように不倫や離婚のニュースで溢れています。
つまり、結婚後に誰かと恋をしたり身体の関係を持つことは、”絶対に悪い事”として認識されているのが現状です。
これは、結婚=独占という方程式が暗黙の了解であり、実際に法律でも裁かれるルールでもあるのです。
このように、結婚をすることである意味、個人としての自由はなくなり、それがきっかけでトラブルとなる事はとても多いのです。
このように見方を変えて見ると、結婚自体は素晴らしい事ではありますが、メリットだけではないという事が言えるでしょう。
こういった現実から、オープンマリッジというスタイルが生まれたとも言えるのです。
オープンマリッジのはじまり
実は、オープンマリッジの歴史最近の事ではなく始まりは1970年頃アメリカから始まったと言われています。
それ以前は、性に対し公にすることがタブーとされる世の中でした。
しかし1970年頃になると、そんな風潮に疑問を持つ人が現れ”性の解放”を求める雰囲気が広まりました。
また、アメリカの有名雑誌『プレイボーイ』の創刊者のヒュー・ヘフナーも、雑誌を通しタブーとされてきたセックス・ヌードなどをテーマとして取り上げました。
そんな時代に、オープンマリッジのきっかけをつくった一冊の雑誌が話題を呼びます。
それが、アメリカの社会学者であるオニール夫妻が出版した『オープンマリッジ』という書籍です。
この一冊の本が、今まであるべきかたちとして誰もが疑問に思わなかった結婚のスタイルを変えるきっかけとなったのです。
オープンマリッジとは?
では、具体的にオープンマリッジとはどんな関係性なのでしょうか。
オープンマリッジは、基本的に通常の法律婚と形式は変わりありません。
しかし、夫婦それぞれが結婚したことにより制限されることなく、自由な関係をお互いが合意の上で認め合う関係性がオープンマリッジなのです。
つまり、お互いを個人として尊重するので仮に結婚してからも、夫・妻とは別のパートナーを持ち性的な関係になる事も自由であり、結婚していても依存し合うのではなく独立した関係性を保つ事を、オープンマリッジと呼ぶのです。
だからこそ、結婚してもどちらかの所有物になる事はなくいつまでも男として、女としていられる事にメリットを感じる新しい夫婦のかたちなのです。
オープンマリッジのメリットとは?
いつまでも自分らしくいられる
オープンマリッジの最大のメリットは、結婚しても自分らしくいられる事ではないでしょうか。
なぜなら結婚とは相手ありきものなので、相手の気持ちや立場を尊重していく事が必要です。
しかし、互いの妥協点が上手く見つかればよいのですが、なかなかそうもいかない事がほとんどです。
また、それを我慢する事が当たり前という考えが定着し、『結婚とは妥協』などと言う言葉が生まれます。
その結果、離婚をする人は後を絶ちませんよね。
しかしオープンマリッジには、お互いにしっかりとした絆の上で、個々の自由を認め合っている関係なので、相手に妥協する事もなければ遠慮することもないとてもラクな関係なのです。
そういった対等な自由の元にいられる心地よさは、何よりも自分を尊重でき、だからこそ相手も尊重できる広い心が生まれます。
トラブルが少ない
アメリカでは”二組に一組は離婚する”と言われるほど、離婚率の高い国として知られています。
一方で、日本も世界ランキングで6位に入る離婚率の高い国であり、不倫や離婚は珍しい事ではありません。
そして、離婚理由で多いのがパートナーの浮気です。
確かに現代では、浮気に関するトラブルを厳しく評価する時代ですよね。
その理由として、結婚する事により暗黙の了解で互いを所有している認識を持って婚姻関係を結ぶ為、異性との関わりはタブーとなるのです。
そして、そういった事が原因で離婚率を上げてしまっているのです。
しかし、オープンマリッジであれば互いの自由を婚姻後も認め合っている関係性です。
だからこそ、仮に結婚後に他のパートナーとの関わりが発覚したところで、それは夫婦にとって離婚を考える問題ではないのです。
つまり、オープンマリッジの関係を結ぶことで、互いに寛大になれる部分が自然と増える事になりそのぶん余計なトラブルが減るのです。
そうする事で、結果的に夫婦関係は継続されやすくなり自分自身もラクでいられるのです。
新鮮感が保てる
結婚し数年が経過すると、どんなに仲の良い夫婦でもマンネリを感じ始めますよね。
これは、結婚したことで彼氏や彼女といった関係にはない絶対的な安心感を感じる事により、互いに緊張感もなくなり、それが見た目に現れたり態度に現れたりするのです。
このように結婚するという事は、相手との距離が急激に近くなる事で、馴れ合いが生じる関係であり、時にそれが原因で相手に不満を持つことも少なくありません。
しかし、オープンマリッジの関係では結婚をしているものの、互いに他の異性との関係性が当たり前のように存在します。
それにより、互いに良い意味で緊張感が生まれ、見た目を保ったりパートナーに優しくなれたりするのです。
そうすることで、いつまでも新鮮感を持った素敵な関係が築けるのです。
さいごに
また、オープンマリッジはルーズなイメージよりも、個々の尊重がテーマとしての結婚というイメージが強いこともわかりましたね。
だからこそ、このようなかたちの結婚スタイルを選択する夫婦も増えているのです。
結婚後の恋愛やオープンマリッジについては、以下のブログ記事も参考にしてみてください。
>>【オープンマリッジのメリット】パートナー以外とセックスができる?