- 子供は何歳までに産むと良い?平均年齢とは何歳?
- 何歳まで子供は産める?高齢出産増加の訳とは?
- 子供が欲しいと思ったら考えるべき事とは?
昔に比べ、結婚年齢は増加しそれに並行するように出産年齢も上昇しています。
そんな中、気になるのは平均出産年齢や“何歳までなら子供を産む事が出来るか“というポイントですよね。
特に歳を重ねるにつれ、深刻に考えてしまうテーマです。
今回は、そんな疑問に注目していきたいと思います。
子供は何歳までに産むと良い?平均年齢とは何歳?
日本の出産平均年齢
30年前では、女性は20代で結婚しそのまま第一子出産を20代のうちに済ませる人がほとんどでした。
また、30代では第二子、第三子というながれで出産する人が多く、30代で未婚の割合も今より随分低かったはずです。
しかし、2011年には女性の第一子出産が30.1歳となり、2014年には30.6歳と最初の平均出産が30歳以上であるという結果が出ているのです。
平均出産年齢が上がる理由
女性の社会進出
平均出産年齢が上昇する理由は、主に女性の社会進出・景気が2大原因と言われています。
まずは女性の社会進出ですが、基本的に女性でも当たり前のようにキャリアを積める時代になった事で、女性中の“幸せ像“も大きく変化しています。
以前であれば、女性の幸せは結婚し家庭に入り、子供を育て家族を支える事が女性の幸せの象徴でした。
しかし、今は社会的地位を持って自由に働き、自分のスタイルで生きている女性の方が輝いているとされています。
そうすると、まず結婚という意識も二の次になり、そうなると妊娠・出産自体が後回しになってくるのです。
景気
次に、子供を育てる上での景気や環境です。
まず、20代と30代の現実的な平均年収は、350万〜450万と言われています。
ここから家賃などの生活費、貯蓄などを引くととても余裕のある生活とはとても言えないものです。
もちろん、両親と同居などをしている場合は違うかもしれませんが、2人で生計を立てているのであれば、ここから妊娠し出産となり、子供を育てる際、どのくらいお金が掛かるか想像した時に、子供を諦める夫婦もいるのではないでしょうか。
また、仮に子供が産まれ共働きをしたいと考えていても、保育園がないなどの問題も次から次に出てきます。
要するに、少子化と呼ばれ問題にされている割には整っていない事がまだまだ多いのです。
何歳まで子供は産める?高齢出産は何歳から?
“高齢出産”というフレーズをよく耳にしますが、では何歳からが高齢出産にあたるのでしょうか。
まず、女性は12歳頃から最初の排卵を行う事で妊娠能力がうまれ、平均50歳前後で妊娠する能力がストップします。
つまり可能性として言い換えるのであれば、50歳前後で生理がストップしてしまうまでは可能性自体はゼロではないのです。
実際に50歳を過ぎても、通常妊娠し健康な赤ちゃんを無事に出産している人もいます。
もちろん、その数は少ないものですが可能性で言えばゼロではないという事です。
つまり約40年間、女性は妊娠力があると言えます。
しかし、10代は身体がきちんと整っていない為、妊娠する力があっても適齢期とは呼べません。
さらに20代前半も、人によって身体の整い具合に差があります。
この適齢期は、妊娠出産に十分に身体が整っている時期を指す為、そうすると、25歳〜34歳の約10年が妊娠出産に最も適している年齢と言えるのです。
つまり35歳からが、いわゆる高齢出産となるのです。
ところが、日本産婦人科学会が1993年以前に決めた定義によると、元々高齢出産は31歳以上の出産を指していました。
しかし、時代のながれや女性の価値観の変化により、高齢出産の年齢が上がり現在では35歳以上の出産を高齢出産と呼ぶようになったと言われています。
更に40歳からの出産は(超)高齢出産と呼ばれ、今の時代はこの(超)高齢出産の割合も高まっているのが現状です。
子供が欲しいと思ったら考えるべき事とは?
子供の人数からの逆算
子供は欲しいと思っても、都合良くできるものではありません。
だからこそ、夫婦でまず子供が何人欲しいかをきちんと話し合い、それを元に妊活のプランニングをしていく事がオススメです。
まず、子供が一人で良いと考えるのであれば、そこまで計画的にする必要はないかもしれません。
しかし35歳で出産した場合、子供が20歳になる頃自分は55歳です。
この様に逆算してみると、子供が20歳というまだまだお金が掛かる歳に、“自分達が元気で働けるかどうか”という事は考えておきたいポイントでしょう。
そして、2人以上を希望している場合、もちろん高齢出産と呼ばれる年齢でも可能ですが、体力面や妊娠力から考えると、第一子は30歳までには産んでおきたいですよね。
そうする事で、ゆとりを持って第二子を迎える事が出来るでしょう。
このように、“いつまで産めるか”を考えると共に、“何人欲しいか”という事からプランニングする事も大切なのです。
不妊かどうかの判断
歳を重ねると、それだけ妊娠力は下がっていくのは当たり前の事です。
だからこそ、自分の妊娠力を早めに知る事は、ある意味計画の一つとも言えます。
まず不妊かどうかの判断を病院で受ける前に、自分達がそれに当たるかを自覚しなければ当然病院に足を運ぶ事はありません。
一方、病院に行く事で不妊と断定されるのが怖いからと、見てみないふりをしている人は多いのではないでしょうか。
しかし、基本的に一年間で避妊をせず定期的な妊活を行いながらも妊娠しない場合は不妊と考え、早めに病院でその原因を確認する事が大切なのです。
このように不妊においては、様々な原因があるので理由を知る事で改善され、すぐに妊娠をした人もたくさんいます。
だからこそ、恥ずかしがる事も怖がる事もなく、妊活から一年程経過しているのであれば一度自分やパートナーの身体について考えてみる事が大切です。
卵子の冷凍保存
卵子は、妊娠する上で最も必要な細胞です。
しかし、他の細胞と同じく歳を重ねるに連れ卵子も老化します。
だからこそ、早めに元気な卵子を冷凍保存し妊娠に備えるという選択も一つだと言えます。
特に30歳以上から結婚や妊娠の予定を立てるのであれば、卵子を冷凍しておく事で安心できる部分は大きいと思います。
ちなみに、卵子冷凍は基本的に39歳までが上限となっているので、するかしないかは別として一つの選択肢として、クリニックをチェックしておくなどしても良いでしょう。
さいごに
その出産における平均年齢もどんどん上がるに連れ、高齢出産の問題や疑問は出てきますよね。
だからこそ、しっかりと計画だけても早めに立てておく事が大切なのです。